前回からの続きです。結局、年度一杯休むことになってしまいました。 3月に入り、人事課との面談がありました。 私が、パワハラを受けていた事は、人事課も承知していたので、Oさんとは2度と同じ職場にしないと約束してくれました。 そして、復帰する職場もパワハラを受ける以前の職場に戻してくれました。 その職場は、課税課の家屋係で、建物の固定資産税の算定をする職場です。 以前に7年間の経験があり、仕事を一から覚える必要がありません。 復帰するまで、約10ヶ月のブランクがあったので、仕事を覚え直す必要がないのは、ありがたかったです。 これで、もう大丈夫！なはずでした･･･ しかし、大丈夫だったのは、4・5・6月まででした。 7月に入ったあたりから、気持ちが落ち始めました。 朝は、職場に行くのが嫌になり、それでも職場に行くと、今度は仕事が終わっても家に帰りたくなくなってしまいます。 自分でも訳が分からなくなり、混乱しました。 原因は他人と自分を比較し始めた事だと思います。 係の中に、高校の同級生がいました。 彼に、給料の額を聞いたのが間違いでした。公務員の給料は等級と号数で決まります。 等級は役職で決まり、号数はその役職に付いてからの年数で決まります。 彼と私は、等級は同じでしたが、号数が一号違いました。 当然です。私は、前年度の半分以上を休んでいるんですから･･･ でも、何故かそれがとっても気になってしまったのです。 金額にすると数千円です。その差が気になって、「よし、一年で追いついてやる！」と思ってしまったのです。 まったく、今考えると無茶な話です。一度差がついたら、追いつくのは早くても、次の役職になる時です。 下手をしたら一生、追いつけない可能性もあります。と言うか、追いつけない可能性の方が大なのです。 そう割り切って、のんびり構えていればよかったのです。 焦りに焦りまくった私は、気持ちが空回りするだけで、どんどん消耗品して行きました。 夏の疲れも出始めた、8月には一気に下降線をたどりました。 家にも職場にも居場所がなくなり、考えに考えた結果、入院をしたいと思うようになりました。 そうするしか生きる方法がないと思ったのです。 入院すると、思いつかなかったら死んでいたと思います。 それほど、心身共に疲れ果てていたのです。 個人のクリニックでは入院出来ませんから、入院出来る所を探したら、市立病院の心療内科では入院出来ると分かりました。 そこで、妻に付き添ってもらい、市立病院の心療内科を受診しました。 しかし、ここでひと騒動あったのです･･･ 以降のことは、また別に書きたいと思います。 ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
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